TEXT関数は、指定した数値や日付を指定した書式の文字列に変換します。
引数で表示する「表示形式」は、「セルの書式設定」ダイアログボックスの「表示形式」タブで設定できる種類になります。ユーザー定義により独自の指定をすることもできる。
TEXT関数を使うことで、計算結果に対して書式設定をしなくて済むようになります。
引数で表示する「表示形式」は、「セルの書式設定」ダイアログボックスの「表示形式」タブで設定できる種類になります。ユーザー定義により独自の指定をすることもできる。
TEXT関数を使うことで、計算結果に対して書式設定をしなくて済むようになります。
書式
=TEXT(値,表示形式)
=TEXT(B2,"aaaa")→セルB2の値を「〇曜日」と表示する
=TEXT(0.255,"0.0%")
→25.5%
使用例: 数値を文字列に変換する
(例) =TEXT(A2,"aaaa")
セルA2の日付を曜日に変換する。
「文字列操作」 → 「TEXT」を選択してもよい。
日付が文字列表示(この場合は曜日表示)に変換される。
セルA2の日付を曜日に変換する。
「文字列操作」 → 「TEXT」を選択してもよい。
日付が文字列表示(この場合は曜日表示)に変換される。
応用例: TEXT関数で指定できる主な表示形式
表示記号 | 解説 | 書式設定 (例) | 戻り値 (例) |
---|---|---|---|
# | 該当する桁の数字を表示 (「0」は補わない) | #.00 | 0.12 → 12 |
0 | 該当する桁の数字を表示 (「0」を補う) | 15.3 | 15 |
, | 数値を3桁毎に区切って表示 | #,##0 | 1,000 |
. | 小数点以下の数値を区切って表示 | 0.0 | 0.97 → 1.0 |
% | 値に100を掛けて百分率で表示 | ##.0% | 0.75 → 75.0% |
yy | 西暦を下2桁で表示 | 2011/3/1 → 11 | |
yyyy | 西暦を4桁で表示 | 2011/3/1 → 2011 | |
ge | 和歴の元号を英大文字1文字で表示 | 2011/3/1 → H23 | |
gge | 和歴の元号を1文字で表示 | 2011/3/1 → 平23 | |
ggge | 和歴の元号を表示 | 2011/3/1 → 平成23 | |
m | 月を1桁で表示 (1~12) | 2011/3/1 → 3 | |
mm | 月を2桁で表示 (01~12) | 2011/3/1 → 03 | |
mmm | 月を英語の略式で表示 | 2011/3/1 → Mar | |
mmmm | 月を英語で表示 | 2011/3/1 → March | |
mmmmm | 英語月名の最初の文字を表示 | 2011/3/1 → :M | |
d | 日を1桁で表示 (1~31) | 2011/3/1 → 1 | |
dd | 日を1桁で表示 (01~31) | 2011/3/1 → 01 | |
ddd | 日付を曜日(アルファベット3文字)で表示 | 2011/3/1 → Tue | |
dddd | 日付を曜日(アルファベット)で表示 | 2011/3/1 → Tuesday | |
aaa | 日付を曜日(i日本語、省略形)で表示 | 2011/3/1 → 火 | |
aaaa | 日付を曜日(i日本語)で表示 | 2011/3/1 → 火曜日 | |
h | 時を1桁で表示(0~23) | 2:05:08 → 2 | |
hh | 時を2桁で表示(00~23) | 2:05:08 → 02 | |
m | 分を1桁で表示(0~59) ※「h」または「s」との併用必須 | ||
mm | 分を2桁で表示(00~59) ※「h」または「s」との併用必須 | ||
s | 秒を2桁で表示(0~59) | 2:05:08 → 8 | |
ss | 秒を2桁で表示(00~59) | 2:05:08 → 08: | |
h:mm AM/PM | 12時間表示で、AM/PMを付加する | 2:05:08 → 2:05 AM | |
[h]:mm | 経過時間を時で表示する | 2:05:08 → 2:05 | |
[mm]:ss | 経過時間を分で表示する | 2:05:08 → 125:08 | |
[DBNum1] | 漢数字で表示 | 15 → 十五: | |
[DBNum2] | 漢数字で表示 | 15 → 壱拾五 |
参照 T関数 VALUE関数
ONE POINT
TEXT関数を使うと、戻り値は文字列扱いとなり、戻り値を数値の計算に利用することはできません。
TEXT関数を使うと、戻り値は文字列扱いとなり、戻り値を数値の計算に利用することはできません。